こんにちは。BASE FOOD note 編集部です。
ベースフードでは、“一人ひとりが自分らしく輝き、笑顔溢れる社会”の実現を目指し、アート・芸能・ファッションシーンで活躍するクリエイターやデザイナー、アーティストの心身の健康の“ベースアップ”をサポートする「BASE UP CULTURE PROJECT」を展開しています。今回は、同プロジェクトにご賛同いただき、サプライヤーとして継続的なサポートをさせていただいているイラストレーター・グラフィックアーティストのホラグチカヨさんにインタビュー。

ホラグチさんは、前職であるアパレルデザイナー時代から趣味として絵を描き続け、その後イラストレーター・グラフィックアーティストに転身。『見ているだけで楽しくハッピーに』がテーマの作品は、見るたびに新しい発見がありワクワク感を感じることができます。また、多くの人気キャラクターとコラボレーションをしており、ホラグチさんならではのコラボアートも注目を集めています。そんなホラグチさんに、イラストレーター・グラフィックアーティストの活動について、また、制作活動のパフォーマンスを向上させるために、食事や運動、睡眠など日常生活において意識していることや実践していることについてお話を伺いました。

動物の魅力。コラボレーションとオリジナル。

編集部：
以前は、アパレルデザイナーをされていたとのことですが、イラストレーターやグラフィックアーティストとして活動することになったきっかけは何だったのでしょうか？

ホラグチさん：
アパレルデザイナーとして働いていた時に、趣味で絵を描いていたんですね。その趣味の絵をグループ展というか、公募で誰でも出せるような展示会に一回出してみたんです。そしたら結構多くの反響をいただきまして、いろんなメッセージを書いてくださったお客様もいて、それを見て「イラストでやっていけたら良いな」と思ったのが一番のきっかけですね。昔から絵は好きで描いていました。私は服飾の学校を出ているんですけど、ファッションイラストを専攻していたので、もともとイラストを学んだりしながら、趣味で絵を描いたりはずっとしていましたね。

編集部：
当時展示会に作品を出された時は、もう既に今の作風でしたか？

ホラグチさん：
その時は、女の子がメインでしたね。動物も描いていたんですけど、基本は女の子をメインにした作品が多かったです。

編集部：
アパレルデザイナーをされながら趣味でイラストの制作活動をされていた中で、「イラストレーターとしてやっていこう」と思われたタイミングは何だったのでしょうか？

ホラグチさん：
一度もう会社を辞めて、まずは一年間だけ制作活動に集中してみようと思い立ちまして、それで展示会、グループ展に作品を出してみたりとか、それこそアートマーケットでポストカードを出してみたりしていました。そこから徐々にイラストレーターとしてやっていこうと思うようになりましたね。なので当初考えていた一年間ではなく、そのまま続けることにしました。

編集部：
今は動物をメインとして素敵な世界観の作品を制作されていらっしゃいますが、どのような経緯で今の作風に至ったのですか？

ホラグチさん：
今も主人公として女の子が登場している作品が多数あるのですが、その女の子の周りを取り巻く世界を描く中で、最初は動物そのものというよりも、女の子のお友達とか、その周りの人間関係だったりを動物に擬態させて表現していたというのが始まりです。そこから、どんどん動物を好きになっていったこともあり、また動物を描くお仕事が多くなってきたこともあって、だんだんと今の作風になっていきました。もともと動物の柄を描くことが好きで、それが最初だったんですよね。キリンとかしまうまとかトラとか。そこからだんだんいろんなことに興味が出てきて、という感じです。

編集部：
様々な人気キャラクターとのコラボレーションもされていますが、キャラクターが決まっている時と、一から自分が描き上げられる時があると思いますが、それぞれどういう部分に気を付けながら制作されていますか？何か気を付けるポイントに違いはありますか？

ホラグチさん：
キャラクターとのコラボレーションの時は、キャラクターの世界観というのを1番守らなければならないと思っています。キャラクターのイメージを損なわないようにというか、キャラクターについていらっしゃるファンの方の目線で、こう描いたら可愛いだろうなとか、こうしたら面白いんじゃないかなみたいな風に、キャラクターがまずメインで、そこから周りのイラストだったり、ストーリー性みたいなものを考えて制作している感じですね。
一方で自分の作品になると、もう何も考えずというか自由ですね。可愛いだけじゃなく、少し毒があるような感じの絵だったりとか、ちょっと黒を強めに使ってみたりとか、コントラストをキツくしてみたりとか、自分の作品は結構思うがままに、テーマは自由といいますか、自由な世界観を描いています。

優しい世界、楽しい世界を。

編集部：
そのような視点でキャラクターの魅力を引き出されているんですね。アーティストの方は、制作に取り掛かるよりも構想段階で悩まれるとよく聞くのですけど、ホラグチさんはどのように構想を考えるのですか？

ホラグチさん：
構想で悩むのはすごくよく分かります。私の場合は、お仕事だとテーマがあるので、まずそこのテーマを深堀していきますね。例えばテーマが「食」だったとしたら、食事ってなんだろうとか、どういう食べ物が可愛いかなとか、そういう色々なことをリサーチしていったり、食にまつわるモチーフを考えていく感じですね。
自分の作品の時は、その時の感情ですね。今悲しいとか嬉しいとか、キツくてうわぁーってなっている時に見た夢とか、その時にちょっと思いついた言葉とかを書き留めておいて、それを具現化していく感じですね。

編集部：
自分の精神が落ち着いている時よりも、アップダウンしている時の方が構想が生まれる感じなんですね？

ホラグチさん：
はい、アップダウンしている時の方が出てきますね。もう凪の時は何も出てこないです。あとは、音楽であったり、それこそ動物園へ行ったり、何か観に行った時などに刺激を受けて「私も作りたい、描きたい」といった感情が高まって出てくるという時もありますね。
動物園には年に何回かは必ず行ってますね。あと動物園とか水族館だけじゃなくて、カワウソカフェとか、猛禽カフェとか猫カフェとか、そういう手軽に動物と触れ合えるところにも結構行っています。他にも普段のお散歩で、野良猫とか鳥とか、お花を描くのも好きなので、この花可愛いなとか、何て言う花だろうとか注目しながら歩いてます。気になったらスマホで写真を撮って、スマホにメモしたり記録を残しておくようにはしていますね。

編集部：
制作されている時の環境への拘りはありますか？

ホラグチさん：
作業部屋は、お仕事をしているとサンプルなどがどんどん送られてくるので、どうしても物が増えてしまうんですが、リビングには自分の作品を飾ったり、植物やお花を飾ったりしています。ちょっと気分が良い時などは、その季節のもの、1月だったらお正月のものとか、春だったら桜とか、季節のお花も買ってきたりして飾っていますね。気分もすごく上がりますしね。
音はその日によって変わりますね。その時その時で、ずっと音楽を流している時もあれば、ちょっとした音も嫌で無音でやっている時もあります。その気分のタイミングは、自分でもよく分かっていないのですが、すごく変わります。どっちが良いというのもなく、その時の気分で決まるんですよね。

編集部：
ベースフードとのサプライヤー契約発表時に、「良い作品を生みだすためにも、作品制作だけではなく楽しい毎日を過ごすためにも」というコメントをいただきましたが、作品のテーマがハッピーなので、ご自身の幸福度といった点も作品に影響していますか？

ホラグチさん：
そうですね、ハッピーでいたいとは思っています。でもいつもそういう風にはなれないのが現実です。なのでもちろん辛い話というより、優しい世界、楽しい世界を描きたいなと意識しています。自分自身もあまりぎゅっと考え込んだり、そうならないようには気を付けていますね。例えば、出かけてみたり、ご飯を食べに行ってみたり、誰かに会ってみたりとか。

編集部：
自分自身が楽しい時間を過ごすことは大切ですよね。作業に没頭される時は、制作が長時間になることもありますか？もちろん作品によってバラバラかなとは思うのですが、一つの作品を完成させるのにどのくらいの時間をかけていますか？

ホラグチさん：
本当に没頭している時は、あまり良くはないと思うんですけど、それこそ徹夜してしまいますね。作品は、大体一作品につき1カ月ぐらいはかかる感じです。急いでいる時や納期が間に合わない時は、もう徹夜続きで、ものすごく頑張って制作していますね。

健康的に置き換えて。

編集部：
そうなんですね。とてもハードな時もあるかなと思うのですが、日々の健康や食事に関して気を付けていること、意識していることはありますか？

ホラグチさん：
糖質ですね。糖質をあまり摂らないように、そしてなるべく野菜を毎食摂るように心がけています。あとはお水をいっぱい飲むようにしています。
朝は軽めですね。それこそ今朝もBASE BREADを食べてきました。美味しかったです、ありがとうございます（笑）。お昼は大体自炊で、夜はわりと外に食べに行ってますね。外食の時も野菜はちゃんと摂るように意識はしています。
糖質でいうと、それこそ麺とかパスタといった炭水化物を食べる時は、家で作る時は糖質オフの麺を使ってみたり、白滝に代えて作ったりします。糖質量はあまり変わらないかもしれないですが、白ご飯も玄米にしています。昨日はグラタンのマカロニをやめて、代わりに大根にして野菜のグラタンにしてみたり、ちょっと何かに置き換えていますね。

編集部：
糖質を控えているとのことですが、甘い物を食べたくなったりはされますか？

ホラグチさん：
めちゃくちゃ食べてます（笑）。良くないなと分かっていても、もうどうしても食べたくなってしまうんですよね……。一応お菓子も糖質オフのチョコレートも買って、ちょっと今日は食べすぎだなと思ったら糖質オフのものを食べたりしています。

編集部：
他に、何か意識して摂るようにしている食材や栄養素はありますか？

ホラグチさん：
毎日食べたり飲んだりしているのは、トマトです。リコピンですね。あとはカルシウムのおやつは必ず食べてますね。あとはミネラルです。トマトは好きなので毎日食べていますし、トマトジュースも飲んでますし、とにかくすごく好きなんです（笑）。カルシウムのおやつは、母が食べていたので、その影響でそのまま食べています。あとは、納豆ですね。納豆もほとんど毎日の頻度で食べています。夜も外食をしなければ、そういうものを食べているので、家で自炊をする時はかなり健康には気を使って作っていると思います。気を使い始めたのは3～4年ぐらい前からですかね。健康のためにそろそろ食事に気を付けようと思い始めたのがきっかけですね。

罪悪感のない“あんぱん”。

編集部：
朝も食べていただいたとのことですが、BASE FOODを初めて知った時はどのように思いましたか？

ホラグチさん：
すごく良いなって思いましたよ。本当に一回の食事に気を使っていたとしても、ちゃんと栄養素を摂るのは難しいじゃないですか。栄養素を考えたとしても、それを全て摂るためにはたくさんの品数を食べないといけないですからね。その点手軽に一食で栄養をバランスよく摂れるのですごくありがたいです。食べるタイミングとしては、やっぱり忙しい時に食べています。気軽にパッと食べられるのが良いですね。
私がすごく嬉しかったのは、BASE BREAD こしあんです。あんこが好きで、あんぱんも好きなので、BASE BREAD こしあんはめちゃくちゃ嬉しかったです。しかも全粒粉ベースのパンなのにすごく美味しかったです。甘さもありますし、これで栄養が摂れるならものすごく良いなって。市販のあんぱんって食べるのにカロリーとか気になって食べる時に少し罪悪感を感じることがあるので、BASE BREADにあんぱんがある！ってすごく嬉しかったです。
BASE FOODは、やっぱり基本多忙な人や、食事にそんなに時間も手間もかけられない方とかに一番合っているんじゃないかなと思いますよね。忙しい時でも片手で食べられて、しかも健康っていうのが本当に良いと思います。

意識的に作業から離れる。

編集部：
有難うございます。糖分も制作には必要ですもんね。先ほど徹夜が続いてしまうこともあると仰ってましたが、そういった時のリカバリー方法ですとか、仕事が落ち着いてから体をケアするためにすることなどはありますか？

ホラグチさん：
ストレッチと有酸素運動を軽くしています。家の中でYouTubeとかを見ながら有酸素運動をしたりとか、あと月に2回だけ運動系の習い事に行ってます。犬を飼っているので、散歩にも行きますね。時間がある時はできる限り長い時間歩いています。犬がいて本当に良かったです（笑）。散歩に行かないと家から全く出ない日も増えてしまうので。
制作期間はもう体がカチカチになってしまうので、びっくりするぐらい固まっちゃうんですよね。肩こりもすごいです。忙しいと制作ばかりの日常になってしまうので、一回ちょっと違うことをしてリセットするようにはしていますね。少し散歩に出るだけでも違います。作業一辺倒になってしまうと、考えが凝り固まってしまうので、5分でも良いので意識的に作業から離れてみるということはしています。
あとは、とにかく睡眠ですね。長めの方が調子が良いですが、大体6～7時間は眠るようにしています。昔は短い方が調子が良かったんですが、だんだんと長くなってきました。昔は本当に2時間とか、ショートスリーパーだったんですが、今はもう無理ですね。その時はおそらく人生で一番忙しい時で、本当に気絶するように寝て、無理矢理2時間くらいで起きていた感じでした。

編集部：
2時間ではなかなか疲れは取れませんよね。何か睡眠の質を高めるために工夫されていることはありますか？

ホラグチさん：
それが悩みなんですよね。私はすごく眠りが浅くて、なかなか深く眠れないので、睡眠の質を上げたいんですよね。寝具を変えてみたりとか色々してはいるんですけど、今のところまだ見つけられてはいないです。
寝る直前まで作業をしているということはなくて、一回作業は止めて、テレビを見たりとか、のんびりしてから眠る感じなので、仕事脳のまま眠らないようにはしています。ただ、本当に締め切りが迫っている時は、結局そのことを考えてしまって、寝るのを止めてまた作業に戻ってしまったりする時もあるので、うまく区切りをつけて、できるだけ考えないようにするとか、ちょっと一回切り離して好きなことをしてから眠るようにしています。

編集部：
制作活動のパフォーマンスを向上させるために意識していることはありますか？

ホラグチさん：
友達と食事に行ったり、旅行とかは気分展開になりますね。友達と話して美味しい物を食べるのは良いリフレッシュになります。
あとは、色々な新しいものを観たりとか、知識を広げたりできたら良いなと思っています。なかなか取り込めてないんですけど、自分とはちょっと関係のないジャンルにも触れながら、そういうものを出来る限り観たりはしたいなと思っています。

編集部：
アーティストを目指している方たちに、制作活動をするにあたっての何かアドバイスがあればお願いします。

ホラグチさん：
そんなに大層なことは言えないですが、でも本当に好きな物を、好きなように、我慢せずにやるのが良いと思います。私は、今のこのスタイルでしか描けないので、他が描けないのが悩みです。水彩とか色々な手法もやってみたいんですけど、自身の作風だけではなく色々挑戦してやってみたいなとは思いますね。

編集部：
貴重なお話をありがとうございました。制作活動で甘い物が欲しい時は、ぜひBASE BREAD こしあんで栄養もチャージしていただけたら嬉しいです（笑）。これからも素敵な作品を楽しみにしております！

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