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ストイックにやっても続かない…現役女子バスケットボール選手たちの“無理しない”「食のマイルール」

こんにちは。BASE FOOD note 編集部です。
ファンの皆さんの製品・サービスに対する想いや、BASE FOODのある多様で豊かなライフスタイルを紹介するマガジン「Lovers」です。

来週10月9日は「スポーツの日」。今回はバスケットボール選手5名をお招きし、「食」をテーマにお話してもらいました。

※この記事は、2020年9月16日に「BASE FOOD MAGAZINE(現 HEALTH MAGAZINE)」にて公開した内容を再編集したものです。プロフィールや製品の利用状況などは、掲載当時の情報となります。

<写真左から>岡田麻央さん(元トヨタ紡織所属)、桂葵さん(BEEFMAN.EXE所属)、有明葵衣さん(TOKYO DIME所属)、長部沙梨さん(元トヨタ紡織所属)、根岸夢さん(Harbour Breeze所属)
皆さんでBASE FOODを使って作った料理を試食しながらインタビュースタート。アスリートならではのマイルールや、手軽にたんぱく質が摂れるおすすめ食品、様々な食生活を経て辿りついた「食」との向き合い方についてお聞きしました。

三者三様、自分のやり方でコンディションを整える

編集部:
みなさんは、普段どんなことに気をつけて食事をとっていますか?アスリートとしてストイックに自分の体と向き合う経験をされてきたと思うので、食生活で決めているルールなどがあれば教えてください。

岡田さん:
みんなそれぞれのやり方で気を使っているよね。葵(桂)はどう?

桂さん:
私は「絶対にこうじゃなきゃ!」っていうルールは決めてないけど、栄養バランスは常に気にしながら生活してるかな。特に、たんぱく質は何も気にしないでいると不足しがちだから意識して摂る。

あと気をつけてるのは、試合前の食事かなあ。試合前の食事は絶対おにぎり!3×3(3人制バスケットボール)って、1日に何試合もするじゃん。それだと試合と試合の間はあまり食べられないから、その分朝しっかりおにぎりでエネルギー補給する。休憩中はバナナとかフルーツ中心に食べて、梅干しも必ず。

有明さん:
私は去年から「ファットアダプト※1」という食事法を実践してるから、試合前でもあまり糖質は多く摂らないかな。
糖質を抑えている分、エネルギー源としてオイルを積極的に摂るようにしてる。炒める料理はオリーブオイルやごま油を使って、サラダにはMCTオイル※2をかけて食べてる。

※1 ファットアダプト食事法:
エネルギーとして使われる「たんぱく質・脂質・糖質」のうち、運動量の多い持久系のアスリートに最適なエネルギー源「脂質」を、プロアスリートの実体験と医師のエビデンスを基に積極的に取り入れることでスタミナ不足や筋肉の不調を予防する食事法。
参考:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201912080011-spnavido

※2 MCTオイル:
MCT(中鎖脂肪酸油)100%を使用した食用油脂。味や臭いが少なく透明で、料理や飲み物に加えて簡単にエネルギーをアップさせることができる。
参考:https://www.nisshin-mct.com/contents/page195.html

岡田さん:
MCTオイル流行ってますよね!「ファットアダプト」ってどうですか?

有明さん:
体も軽くなったし、怪我の治りが早くなった!私は去年、怪我が多かったんだよね。年齢のせいか、今までほとんどなかった筋肉系の怪我が増えたり、体力が続かなかったり。そんなとき、同じタイミングでサッカーの長友佑都選手が怪我をきっかけに「ファットアダプト」を実践し始めたと知って。タイムリーだったから私もやり方を取り入れてみたら、自分にはすごく合っていてそれ以来続けてる。

編集部:
「ファットアダプト」は、糖質を完全に抜くことはしないんですか?

有明さん:
完全には抜かず、一定の摂取目安を持ってる。糖質を摂らないことのリスクも聞きますし、完全に抜くと体力が持たないので……。私はお米も大好きなので、あくまで程度な制限を心がけていますね。「ファットアダプト」を取り入れてから体脂肪がかなり落ちましたし、体内年齢も若くなりました!(笑)

岡田さん:
沙梨さん(長部)も、食事制限しているんじゃない?

長部さん:
うん、ちょっと前までグルテンフリーとカゼイン(乳製品に含まれるたんぱく質)フリーな食事にしてた。
でもバランスが大事で、今までが過剰に摂ってたの。元々パンが大好きで、朝昼晩食べてたけど、現役引退した頃からアトピーの症状がひどくなっちゃって。アレルギー検査したら乳製品の値が高くて、小麦もあまりアトピーに良くないって聞いたから、一度どっちも完全に抜いたんだよね。
牛乳は豆乳、バターはココナッツオイルに置き換えたり、パンはどうしてもやめられなかったからホームベーカリーを買って米粉で作るようにしたり。

食生活変えてからは、痒みが軽減されたのと、腸の調子が良くなったかな! でもやってよかった。今はちょっと症状が落ち着いたから、適度に小麦も乳製品も摂ってるよ。

岡田さん:
夢(根岸)は、ニュージーランドを拠点に活動してるから、向こうの食生活の影響もあるんじゃない?

根岸さん:
そうですね。私は料理が好きでホストファミリーの食事もよく作っていたんですけど、彼女たちは炭水化物を摂るとすぐ太っちゃうから、なるべく炭水化物は抑えてサラダと具沢山スープを基本のメニューにしていました。で、沙梨さん(長部)と一緒で、私も乳製品をあまり摂らないんです。
元々は苦手じゃなかったけど、ホストファミリーが定期的にビーガンの日を作っていた影響で、自然に乳製品を食べなくなったんです。ある日牛乳を飲んだら、お腹が調子悪くなっちゃって。バターをたくさん使った料理もちょっと気持ち悪くなるときがあるから、避けるようになりました。

桂さん:
そういう体になったんだ。体質って変わるよね。

根岸さん:
麻央さん(岡田)も食事制限してるじゃないですか。

岡田さん:
私はみんなに比べたら全然。外食もするし、目の前に出されたらなんでも食べちゃう(笑)。しいて言えば、栄養バランスを考えながら、野菜とたんぱく質はなるべくしっかり摂るってくらいかな。あと、体重調整のために小麦粉はあまり食べないようにしてて、「小麦を食べるときはBASE FOODを食べる時」って決めてる。

手軽にたんぱく質を摂取

編集部:
皆さん特にたんぱく質は気をつけて摂っているんですね。普段、どんな食材から摂っていますか?

有明さん:
たんぱく質はもう「絶対」ですね。

桂さん:
私は最近、コンビニやスーパーで売ってるサラダサーモンにハマってます。手軽に食べられるし、美味しい!あとは高たんぱくヨーグルトもよく食べます。最近いろんな場所で見かけるようになりましたし、種類豊富で飽きないですね。

有明さん:
濃厚で美味しいよね。私はやっぱり、鶏肉から摂ることが多いですが、最近は良質な脂が摂れるので魚も意識していますね。

根岸さん:
私も鶏肉と豆類をしっかり食べてます。中東料理の「フムス」(ひよこ豆などをペースト状にして味つけしたもの)が粉末やペーストで売っているので、それも手軽でよく食べますね。

有明さん:
でもやっぱり、たんぱく質はほかの栄養素に比べて必要量を摂りにくいよね。BASE FOODにはどれくらい入っているんですか?

編集部:
BASE PASTAが29.8g、BASE BREADが13.5g入っています。

桂さん:
それは大きいっ!その量を普段の食事で摂るのって難しいんですよ。

学生時代、毎日の食事内容を記録して提出しなきゃいけなかった

編集部:
皆さんは学生の頃からバスケットボールで活躍してきて、体のコンディションをとっても気にされてきたと思うんです。「食べたものが体をつくる」ということを意識するようになったのは、いつからですか?

桂さん:
大学時代、厳しい栄養指導があったよね。私と根岸は同じ大学出身なんですが、毎日、その日の食事内容を「主食、副菜、主菜、果物、乳製品」の5つにわけて記録しなきゃいけなくて。いつ何を食べたか、食事のタイミングも書いて提出して、栄養士さんからコメントをもらっていました。

岡田さん:
毎日!?それはすごい。

桂さん:
大学は寮がなかったの。実家暮らしもいれば一人暮らしの人もいるし、みんな暮らし方がそれぞれなので、食事管理はそういうサポートが入ってたかな。

有明さん:
厳しく管理された栄養指導はなかったけど、1〜4年生までの縦割り班があって、週1回、それぞれの班で栄養素を意識したおかずを一品作ってきてごはん会を開いてました。コミュニケーションがとれて良かったし、皆んなの体調を考えて作るので学びになるんですよね。
私は栄養学とか好きだったからちゃんと学びたくて、大学時代、専攻してたよ。でも高校生の時は寮だったからもう出されたものをひたすら食べてた(笑)。すごい量を「残さず食べなさい!」って超厳しかった。

岡田さん:
運動量が多いから、食べても食べても太れないんだよね。今はその反動で、食欲だけ変わらないから太らないようにするのが大変だけど……。
私は栄養素について詳しくなったのはプロになってからだなあ。体脂肪率も規定があったし、食事内容を提出して栄養指導が入ってました。
「鉄分とビタミンCは一緒に摂ってください」とか、組み合わせについても細かく教えてもらえて、自然と意識するようになった。そういう食べ合わせって皆んなは気にしているのかな。

編集部:
栄養素が組み合わさって相乗効果を高めることについては、まだまだ意識されていない方が多いようです。ただ「たくさん摂れば良い」と思っている方も少なくありません。BASE FOODはその食べ合わせを考えなくても済むように、それぞれの栄養素が効率よく吸収できるよう設計しています。

岡田さん:
そう!そうなんですよ!ただ栄養素が色々入ってるだけじゃなくて、この組み合わせの緻密さを私は前から伝えたくて(笑)。

桂さん:
わかる。最近、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になって、3食とも組み合わせを考えるのが苦痛で。そんなときのBASE FOODの安心感はハンパない。

岡田さん:
とりあえずこれを食べておけば良い、って思えるもんね。
今日作った料理も、普通のパスタだったら栄養素を考えて「これとこれを入れて……」って考えなきゃけないところを、BASE PASTAは摂りたい栄養素がもう入ってるから好きな食材を入れられた。おいしいと思う食材だけを入れれば良いって嬉しいよね。

朝、とりあえずBASE BREADを持って家を出る

編集部:
BASE BREADの方はどんなタイミングで召し上がっていますか?

桂さん:
私は会社員なので、日中仕事して、夜に練習をしているんですね。仕事後も練習後もお腹が空くので、夕食をとるタイミングって迷うんですが、最近は体重調整のために仕事終わりだけ軽く食べて、練習後は何も食べないようにしているんです。
そうすると朝はすごくお腹が減っているし、ちゃんと栄養のあるものを食べたい。だけど朝はやっぱりバタバタするし。で、BASE BREADに頼っています。

有明さん:
朝はほんと重宝するよね。

桂さん:
とりあえずBASE BREADの封切って電子レンジに入れて、それを持って家を飛びだす(笑)。お腹に溜まるし、パンって主食だけでお腹を満たす感じで罪悪感あるけど、BASE BREADはそれがない。快適すぎて、手元にあるのをどのタイミングで食べるか迷うくらいなんです。「忙しくなりそう!」って時にとっておきたいから。

岡田さん:
練習前にも良いよね。私おやつ食べたい時も食べてるもん。チョコ味。沙梨さん(長部)は無類のパン好きだけど、BASE BREADはどう?

長部さん:
うん、美味しい。私はプレーンにクリームチーズをつけて食べるのが好き。

桂さん:
そういえば、リニューアルされましたよね?より美味しくなった気がします。

編集部:
そうなんです。砂糖の量を減らして、全体の配分を変更しました。パンをふっくらと焼き上げるには砂糖が必要なんですが、これをなんとか調整して甘さを適度に抑え、ライ麦を入れて食感もアップさせました。

桂さん:
このつぶつぶ感!美味しいですよね。

岡田さん:
逆に、BASE PASTAはつぶつぶ感がなくなりましたよね?

編集部:
はい。元々BASE PASTAには粒状のチアシードを入れていたのですが、ユーザーさんから「茹でた時にチアシードが落ちて、ザルにあげたら引っかかる」というお声を多数いただいて。もちろん落ちても「1日に必要な栄養素の1/3」は残るように設計していたのですが、確かにザルを洗うのが手間だなと思い、チアシードと同様にオメガ3脂肪酸を多く含む、アマニ油に原材料を変更したんです。

岡田:
なるほどなあ。パッケージの栄養成分表示は調理前のものだけど、茹でても必要量が含まれているんですね。

編集部:
実はパッケージは規則で調理前の栄養成分を載せなければいけないんです。ただ、あらゆる調理法でテストして、「1日に必要な栄養素の1/3」という基準をクリアした上で商品化しています。これがとても大変な作業でした。

有明さん:
すごいなあ。緻密に作られているんですね。

好みも生活もそれぞれ。無理なく、続けられることを

桂さん:
今日皆んなと話しただけでも、「ファットアダプト」とか「グルテンフリー・カゼインフリー」とか、いろんな食べ方が出てきて……。情報過多社会で、信じてトライしてたことを別のところでは否定されていたり、長年良しとされていたことが覆っていたり。知れば知るほど「食」は奥が深くて、皆んながどうやって取捨選択しているのか、今日聞きたかったの。

長部:
「自分がやりやすいもの」をやる!

岡田さん:
それに尽きるよね。体質も生活リズムも違うし、良いって言われているものが自分の好きなものかどうかにもよるよね。制限したくないものも人それぞれ違う。パンを1ヶ月食べないのは無理だな、とか。ストイックになりすぎても続かないから、やれるものをやる、が良いんじゃないかな。

桂さん:
情報収集しながら、自分が心地よいと思う方法を見つけていくしかないんだね。

有明さん:
私もストレスの方が上回ったらやめるって決めてる。

岡田さん:
BASE FOODはストレスフリーですね。

編集部:
嬉しいです。難しいことはせず、主食で基本の栄養素を揃えて、健康づくりのための「下慣らし」をしていただければ、という気持ちで作っています。

桂さん:
BASE FOODみたいな商品も今後たくさん出てきて、選択肢が増えると良いなあ。今日は刺激になりました。有難うございました!

編集部:
有難うございます。皆さん、またぜひ色々教えてください。

プロフィール

岡田麻央さん
現役時代はWリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)トヨタ紡織サンシャインラビッツの中心選手として活躍。現在はタレントとしてバラエティ番組・MV・地方スポーツイベント出演、子どもたちの教育活動や社会貢献活動をしながら、2018年3人制プロバスケ選手としても現役復帰。更に昨年9月に株式会社サクラカゴを設立。「Link up the Japanese girls basketball」を掲げ、個人としても会社としても、多方面から女子バスケの普及活動に取り組んでいる。https://www.instagram.com/mao_okada_official/

桂 葵さん
名門、桜花学園高等学校から早稲田大学へ進み、大学で日本一、インカレでMVPの成績を残すなどバスケエリートキャリアを持つ帰国子女。あえてプロの道を選ばず、現在は総合商社に勤務しながら3×3バスケプレイヤーとして戦う二足のわらじ暮らしを意気揚々と送るバスケ女子。https://www.instagram.com/aoi_katsura/

有明葵衣さん
秋田県大仙市出身。大曲中→秋田経済法科大学附属高校(現・明桜高校)。筑波大学在学時にはユニバーシアード代表、国体優勝、関東リーグ5連覇を達成。卒業後、富士通レッドウェーブに入団。各年代でキャプテンを経験し、類い稀なるリーダーシップを発揮。2018年、3×3 TOKYO DIMEにて現役復帰し、女子初代プレミアリーグ優勝、得点王に輝く。NPO法人Shape the Dreamを設立し、会社員、現役選手、NPO法人理事の3足のわらじをはき活動中。https://www.instagram.com/aria01stgrm/

長部沙梨さん
埼玉県出身。1987年1月30日生まれ。桜木小→桜木中→伊奈学園総合高→順天堂大学→トヨタ紡織サンシャインラビッツ(2009~2019)。《トヨタ紡織》第20回Wリーグ 5位、オールスター出場、Wリーグ功労賞受賞。現在 バスケット関係の会社に勤めながら、地元の中高生や、地方でのクリニック活動などで子どもたちにバスケットボールの楽しさを伝えている。https://www.instagram.com/sari.osabe/

根岸 夢さん
1993年6月26日生まれ。群馬県太田市出身。東京成徳大学中学校/高校卒。早稲田大学卒。【湘南サンズ】2018年 3×3.EXE TOURNAMENT Final(全国大会)優勝、2018年 3×3 JAPAN-TOUR Round2(福井大会)優勝【ニュージランド】2018年9月~2019年9月までオークランドで語学留学しながら、プロバスケットボールチームでプレー。2019年7月HarbourBreezeとしてNZで2位を経験。2020年7月現在、NZの来シーズンに向けて日本で仕事をしながら調整中。https://x.com/yume55897786?s=20

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