考え続け、試行錯誤し続けるトレーニングと食事メソッド|サッカー選手・下澤 悠太さん
こんにちは。BASE FOOD note 編集部です。
ファンの皆さんの製品・サービスに対する想いや、BASE FOODのある多様で豊かなライフスタイルを紹介するマガジン「Lovers」です。
来週10月9日は「スポーツの日」。今回はテゲバジャーロ宮崎にて活躍するサッカー選手、下澤悠太選手へのインタビューをお届けします。
波乱のプロデビューで取り組む「身体づくり」
編集部:
記念すべきプロ1年目に新型コロナウイルス感染が拡大し、激動のプロ人生がスタートすることになったそうですが、思いもよらない事態での幕開けとなりましたね。
下澤さん:
そうですね。僕は小学2年生から本格的にサッカーを始めたのですが、友人と遊んだ記憶がないくらい、ずっとボールを蹴る生活を送っていました。だからこそ、まさかプロ1年目で「サッカーをできない」という事態に直面するとは、思ってもみませんでしたね。
2020年の1・2月頃は練習やキャンプ遠征もできていましたが、Jリーグの開催延期が決定した3月頃は、ほぼ自宅待機で練習もできなくて…。自宅でトレーニングをしたり、人気の少ない公園で走ったりしていました。
一方で、客観的に自分自身を見つめ直す時間を作れました。この機会を生かして、筋トレで意識的に身体づくりを頑張ってみたり、人生の目的や指針を見つめ直しました。
また、ブログやnoteで記事にして、頭の中を整理する作業をしていました。結果的に、この自粛期間は僕にとってプラスに働いたと捉えています。
編集部:
肉体改造から情報発信、自己分析と様々なことにチャレンジしていたのですね。どれも気になるところですが、ここでは身体づくりについて、具体的に何をしてきたのか伺えますか。
下澤さん:
筋トレは大学でも取り組んでいたのですが、より重点を置いてトレーニング量を増やしました。
かつてのサッカーは、テクニックを持つ選手が重宝されていました。しかし、現代サッカーでフィジカル=身体の強さが求められているんです。トップ選手ほど、身体が強くて足も速く、かつ技術力も高い傾向にあると思います。日本サッカーでも、球際での強さが重要なキーワードになっています。
僕は身長が170㎝と、決して体格に恵まれてはいません。その代わり、パスやトラップといった基礎技術を駆使して、試合を組み立てつつ得点につながるパスを出すプレーを得意としています。中学時代から、基礎練習にはかなりの時間を費やしてきました。
編集部:
プレーの参考にしていたクラブや選手はいるのですか?
下澤さん:
スペイン代表やスペインのプロリーグ(ラ・リーガ)に所属するFCバルセロナといった、華麗なパス回しで相手チームを翻弄するクラブを、よく参考にしてきました。特に、かつてFCバルセロナに所属して、Jリーグのヴィッセル・神戸に所属しているアンドレス・イニエスタ選手のプレーは、何度も観て参考にしています。
一方で、フィジカルの重要性は高校生あたりからうっすら感じていました。プロになって本格的に、「フィジカルが上にいくための絶対条件だ」と痛感し、意識的に身体を鍛えるようになりました。
編集部:
フィジカルも含めて、特に今、重点的に行っているトレーニングはありますか?
下澤さん:
主に足を速くするためのトレーニングを中心に行っています。攻撃・守備どちらにおいても、足が速いというのはシンプルかつ強力な武器です。スピードを高めることは、僕自身のプレースタイルの幅を広げてくれる存在と思っています。
編集部:
「足を速くする」というのは、どのようなことをやるのですか?
下澤さん:
実は、足を速くするには技術的な知識がとても重要なんです。走るという言葉には、「ランニング」と「スプリント」という2つの意味合いがあると言われています。一般の方々が指す走るは、ほとんどがランニング=長い距離を走る技術のことを指しています。そうではなく、陸上の100m走はスプリント=短距離を速く走るカテゴリーで戦っているんですね。
この理屈を理解していないと、どんなにトレーニングをしても効果が出ないと思います。僕もトレーナーの話やスプリント関連の動画を観ながら、勉強と実践を繰り返しているところです。
身体を大きくするための秘訣は「カロリー」だった
編集部:
食事はどんなことに気を付けていますか?
下澤さん:
最近はカロリーを意識して食事をしています。今はあまり試合への出場が多くないので、筋トレを重点的に行って肉体改造をしているんですね。身体を大きくしたいなら、消費カロリーより摂取カロリーを多くする必要があります。自分なりに食事のカロリーを計算して、消費カロリーと比較しています。
高校~大学時代までは、筋トレもかなりの量をこなしているのに、身体が全然大きくならなかったんですね。そのときは「腸内環境が悪いから、栄養が吸収できていないのかも」と思い、サプリメントや食生活の改善を意識して取り組んでいました。
編集部:
高校生から腸内環境を意識するってすごいですね。もともと栄養に興味があったのですか?
下澤さん:
栄養に興味を持ったのは、高校時代の同期で今はベルギーの「STVV(シント=トロイデンVV)」というクラブで活躍している、伊藤達哉選手がきっかけです。彼は高校時代から、サプリメントや栄養への意識がとても高かくて、色々なことを教えてもらっていました。
少しずつ食事の改善を続けていった結果、身体はわずかに大きくなったんですが、トレーニング量に見合った成長は得られませんでした。そこで、もっとシンプルに考えました。「待てよ、単純に摂取カロリーが少ないからだけじなんじゃないか?」と。
僕は他の選手と比較して、かなり練習量が多いタイプなので、消費カロリーも自然と多くなります。改めてカロリー計算をしてみると、「摂取カロリーが全然足りない」という結果になりました。これは完全に盲点でしたね。
編集部:
普段から食べていた食事のカロリーが、そもそも足りなかったのですね。体重がなかなか落ちない人は、逆に自分の想定以上に食べ過ぎているのかもしれません。
下澤さん:
そうかもしれません。摂取カロリーが不足していると分かってからは、1日3食に加えて、補食としてアンパンを少し食べるようになりました。他には、プロテインやゆで卵を食べて、たんぱく質の摂取量も増やしましたね。
その代わり、あまり健康面ではいい影響がないだろう揚げ物やお菓子は食べないようにしていました。ここ数カ月は、ほぼ自炊してカロリーや栄養を調整しています。
補食はBASE FOOD一択
編集部:
下澤さんは10代の頃から、トレーニングだけじゃなく食生活でも様々な工夫を重ねてきたのですね。
下澤さん:
そうですね。大学時代にはオーガニックの専門店に足を運んだり、健康食品を試したりしていました。BASE FOODは2020年12月から食べ始めたんですが、最初に見つけたときは「これ最高じゃん!」と思ったんですね。
BASE FOODをはじめて知ったのは、NewsPicksというメディアでベースフード代表の橋本 舜さんのコラムでした。橋本さんはコラムのなかで、心身とも良好な状態が健康だとした上で、「甘いものや食べたいものを我慢するストレスを感じるのは、健康と言えるのか?」と問題提起していました。
僕自身は、どちらかというとお菓子や甘いものがなくても、健康にいい影響を与える食品・食材があれば満足できるタイプです。しかし、BASE FOODは美味しくて身体にも良い。本来の意味での健康を実現するのにとても良い食品だと思います。
編集部:
有難うございます。普段はどのようにBASE FOODを食べていますか?
下澤さん:
トレーニングの合間の補食や、小腹が空いたときに食べることが多いです。BASE BREADのチョコ味が好きなんですよ。BASE Cookiesも良いですよね、提供いただいたものはすぐなくなっちゃいました(笑)。
普段甘いものやお菓子を食べる習慣はありませんが、たまに食べたいと思ったとき、身体に必要な栄養が入っているBASE FOODがすぐそばにあるのは、とても有難いです。
編集部:
BASE FOODが食生活に加わって、何か変化はありましたか?
下澤さん:
補食にすごく役立っています。補食ってすごく難しくて、とりあえず菓子パンなどを買ってみても、添加物や栄養など、身体づくりに良い影響があるかが分かりません。以前は「何を選べばいいだろう」と常に悩まされていました。
BASE FOODがあることで、「補食はこれ一択だよね」と迷わずに済むようになったのは、とても有難いです。BASE FOODはたんぱく質も多く含まれているじゃないですか。その影響かは分かりませんが、食べ続けて約半年経って、少しずつ身体も大きくなっている気がします。
他の選手に「何を食べているの?」と聞かれて成分表の話をするんですが、皆揃って「すごいねこれ!」と驚きます。
僕は昔から「もっと上手くなりたい!」という気持ちが強いこともあって、練習量が人一倍多いんです。そして歯止めが効かなくて、過去に3回も疲労骨折を経験しています…。僕の中では「向上心を止められなかった事件」と呼んでいます(笑)。
編集部:
練習量が原因で疲労骨折!すさまじい努力ですね…。
下澤さん:
練習量が増えれば、その分ケガのリスクも高まります。栄養や睡眠など、身体を休め補うことも重要です。そう思うようになってから、健康を強く意識するようになりました。そんな身体を補うという行為に、手軽に食べられるBASE FOOD®があることは、とても心強いです。
思考と努力が、才能を凌駕する
編集部:
身体づくりにも貢献できているのは、すごく嬉しいです。最後に、今後の下澤さんの目標を聞かせていただけますか?
下澤さん:
僕は将来的に、人生をかけて「思考することで才能で夢をあきらめない世界を創る」ことにチャレンジしたいと思っています。
僕はプロサッカー選手になれましたが、才能に恵まれたタイプではありません。体格という生まれ持った才能は持っていませんし、僕よりも技術的に優れた選手もたくさんいます。コツコツと努力を積み重ねてきたタイプです。
もちろん、ただがむしゃらに頑張っていても、それが「間違った努力」では報われません。どこに時間やお金を投じるかも重要です。才能でほかの選手に負けている分、常に考え続けてきました。そういう習慣を意識すれば、才能を凌駕できると信じています。
「ウサギとカメ」というお話があるじゃないですか。あの話では、ウサギは才能があるけれどサボる側、亀は才能がないけれどコツコツ頑張る側として描かれています。でも、僕は「ウサギ並みのスピード感で亀みたいにコツコツやれば、最強じゃないか」と思うんです。
編集部:
両方のいいところを発揮できれば、ものすごい成果を得られそうですね。
下澤さん:
「自分の方が頑張っているはずなのに、なぜあの選手の方がスタメンなんだ」というような、頑張っているんだけど、スタメンの選手の影に隠れて劣等感を抱えている選手は多いと思います。僕もその一人でした。
だからこそ、そんな悩みを抱えている人たちに、「頭を使って、努力を積み重ねれば、いつか勝てるんだ。」ということを、自分のこれからの生き様を通して伝えていけたらなと思っています。
編集部:
有難うございました。これからもご活躍が楽しみですね。