「ファッションと食」。毎日の食事の中で、体にやさしいものを取り入れる。子供と一緒に愛用する食品も|フリーランスPR・蜜澤佳奈さん
こんにちは。BASE FOOD note 編集部です。
今回は、ファッション業界で活躍されている方の食生活にスポットをあてた企画「ファッションと食」の第三弾をお届けします。
今回は、一児の母であり、フリーランスでファッションブランドのPRやポップアップでの販売といった業務を請け負われている蜜澤佳奈(みつざわかな)さんにインタビュー。
インスタグラムで発信される蜜澤さんのスタイリッシュなコーディネートや、販売員の経験を活かした着回し術などのアドバイスは、参考にされている方も多いはず。
蜜澤さんのファッションや仕事のこと、そして食生活や食への考え方を通して、いきいきと仕事をし、活躍されている秘訣を探ります。
フリーランスとして経験や得意なことを活かした仕事に
編集部:
蜜澤さんのお仕事内容についてお伺いできますでしょうか。
蜜澤さん:
アパレルブランドでずっと販売をしていまして、結婚してからは販売のお仕事が難しくなってしまったので、今はPRという形でポップアップをされるブランドの店頭に立ったり、インフルエンサーの方を招待するといった業務をしています。
今はオンラインだけで展開されているアパレルブランドも多いので、ポップアップをされるブランドも増えていて、リアルでブランドに触れられる場所になっています。ブランドさんの中には販売や現場経験がない方とかも結構いらっしゃったりするので、現場の雰囲気が分からない…という声もあるんですよね。なので、販売だけのお仕事をいただくこともありますし、インフルエンサーの方をポップアップにお呼びして、私が当日アテンドをするといった招致活動のお仕事でお声がけいただくこともあります。
編集部:
お仕事のやりがいは、どういった部分でしょうか?
蜜澤さん:
昔からずっと接客をしていたんですけど、人に会ってお話をしたり、お洒落をして出かけるということが純粋に好きで、それをお仕事にできていることは、すごく有難いことだと思っています。
販売のお仕事は、毎日同じ店頭に同じ時間に立つので、新鮮さが足りないと感じることもありますが、ポップアップは期間も決まっていて、色々な場所に出かけることができたり、様々なブランドでお仕事ができるので、そういった意味では接客や販売の良いとこどりをした働き方ができているなと感じています。
ポップアップでは、お客様に接客をさせていただくのはもちろん、現場に入って気になる点があった時は、ブランドの方にも「ディスプレイはこの方が見やすいかもしれない」と伝えることもあります。現場に慣れているというのもありますが、ブランドごとにカラーも違いますし、細かくやることが決まっていない場合もあるので、ルールみたいなものを空気を読みながら対応していくという点は、自分が今まで培ってきたことが、スキルとして発揮できているのかなと思います。
編集部:
ポップアップ以外ですと、どのようなお仕事をされていますか?ブランドとのコラボレーションや、アクセサリーブランド『Lilas Millesime(リラミレジム)』のPRも担当されているとWEBで拝見しました。
蜜澤さん:
ブランドとのコラボレーションは今まで二回させていただいたことがあります。アクセサリーブランドは、夫と、夫と私の共通の友人が立ち上げたブランドなのですが、私はインスタグラムの更新が得意なので家で写真を撮って更新をしてという感じで、インスタグラムをメインで担当しています。
他にも、アパレル企業が多いですけど、服を載せてくださいということでご依頼いただいたり、展示会にお声がけいただくこともあります。インスタグラムを通じてお仕事のご依頼やお声がけいただくことが多いですね。
体にやさしいものを。子供に合わせた献立で家族も健康的に。
編集部:
普段の食生活について教えてください。また、なるべく取り入れるようにしている食材や意識して摂るようにしている栄養素などはありますか?
蜜澤さん:
朝は食べないことが多いですが、食べるにしてもバナナとか、たんぱく質は摂った方が良いかなと思い、プロテインを飲むとか、そういった感じで軽く済ませています。
お昼も一人で家にいる時は、お腹がすいた時間にちょっとご飯をよそって食べるといった感じです。納豆やお漬物などの発酵食品は食べていますね。卵かけご飯に納豆とキムチを入れて、美味しいし、これを食べていたら栄養も摂れるかなと。
夜ご飯は、子供もいますし夫も帰ってくるので、作ることがほとんどですが、添加物や白砂糖は使わないとか、そういうところは割と気にしていますね。調味料も化学調味料を使っていないものを選ぶようにしています。出汁も、出汁の材料からとって使っていますね。
編集部:
お子さんに意識的に取らせている食材などはありますか?
蜜澤さん:
子供が、ブロッコリーを茹でたものや、きゅうりをまるかじりとか、食材そのままの方が食べてくれるんですよね。子供が何であれば食べてくれるかなっていう視点で考えています。きのこは好きなので、きのこを入れたりとか、野菜は嫌がったり食べたり…その日の気分によって違うんですけど、食べない食材はお味噌汁にとりあえず入れて、ちょっとでも栄養素がお汁に出ていたらいいなと思っています(笑)。
編集部:
素材本来の味がお好きなのですね。お子さんが生まれる前など、昔と今で食生活は変わりましたか?
蜜澤さん:
食生活は、結婚前までは、お酒も朝まで飲んで、夜中も食べたりとか、割と大食いなので焼肉に行くとご飯も大盛りみたいな感じでした。コロナの時にちょうど結婚して妊娠したんですけど、それ以降は落ち着いて、夜中に食べたりとかはもう一切なくなったので、健康的になっていると思いますね。
結婚してからほぼ自炊になったのが大きいですね。一人で暮らしていた時は、定食屋さんに一人で立ち寄って帰るとか、外食で済ませることも多かったので。
編集部:
昔のSNSを拝見したときに、漢方を飲んでいるという一文を見たのですが、何か飲まれているのですか?
蜜澤さん:
ハーブが好きで、ハーブを飲んだりしています。ハーブティーも好きなんですけど、ハーブの濃縮液みたいなものが売っているんですよね。効能も色々あるんですが、私は婦人科系が昔からすごく弱いので、女性ホルモンにアプローチしてくれるものや、体を温めてくれるものを飲んだりします。
サプリメントはあまり飲まないんですけど、野菜だけを原料にしたものとか、あとは酵素が大好きでよく飲みますね。酵素は腸活に良いのかな、というのと、お通じをよくしておいた方が肌もキレイになりますし、腸は第二の脳だとか、そういう話も聞いたりしたので飲んでいます。
編集部:
びわの葉茶や納豆ふりかけ、無添加で砂糖不使用のスイカジュースなどを紹介されていましたが、お子さんも一緒に愛用されている印象がありますね。
蜜澤さん:
子供が納豆ふりかけが好きで、これだとご飯をよく食べてくれます。フリーズドライの納豆になっているので、朝忙しい時に、ねばねばが服につく…といったことも気にしなくてよいので、ずっと愛用しています。
びわの葉茶は、毎日のように煮出して家族全員で飲んでます。昔は緑茶や紅茶も飲んでいたんですけど、ある日突然カフェインを摂取すると気持ちが悪くなるようになってしまい、それからカフェインは一切とらないようにしています。なので、お茶でもカフェインが入っていないものをまず選びますね。あとはハーブティーとかをよく飲んでいます。
編集部:
ストレス解消法や、疲れをためないように気を付けていることなどはありますか?
蜜澤さん:
お風呂は絶対に浸かりますね。あとは車の運転をしているとリフレッシュになるというか、ストレス発散になります。子供の送り迎えが片道20分かかるんですが、その時間が自分でもスイッチの切り替えになっている部分はありますね。
運動は今はコンスタントにはできていないんですが、抱っこをしはじめてから、姿勢がだんだん巻き肩になったりとか、体がつまっているな、重いな、と感じる時があり、体を動かした方がいいなと思いはじめてからは、水泳が好きなので区民プールへ行って、2時間弱ほど歩いたり泳いだりしました。
自身の経験を活かして、悩んでいるママたちの力になりたい。
編集部:
将来の夢や、これから挑戦してみたいこと、やってみたいことはありますか?
蜜澤さん:
今の仕事も楽しいんですけど、家で出来ることをもっと見つけられたらいいなと思っています。今、子供を英語教育をしてくれる幼稚園に行かせているんですけど、今後もしかしたら、インターナショナルスクールや留学に行かせたいと考えた時に、どうしても経済的に夫にだけ依存してしまうと、私の意見が通りにくいことも出てきてしまうのかなって思うと、もっと経済的にも自立したいという気持ちはあります。
編集部:
今、在宅の時はどのようなお仕事をされていますか?
蜜澤さん:
SNSがメインですね。あとは、まだ固まっていないんですけど、これから挑戦したいことがあって、家で勉強をしています。
最初、子供が1歳ぐらいの時に、ずっと家にいる環境がどうしても苦痛に感じてしまって、何かしたいと思った時に、マーケティングにも興味があって勉強をしようと講座を購入したことがありました。まだ1歳で24時間見ている状態だったので、その時は勉強に集中できなかったんですが、SNSの発信をするにしてもマーケティングの考え方が役立つこともあるんですよね。
育児をされていて、お家で何かできたらいいのにと思っているママは、すごく多いんじゃないかと感じていて、ちょっとお小遣いじゃないですけど、自分で稼ぐことができたら子育てしやすくなる方も増えるかなと思い、マーケティングや、SNSの使い方、発信方法が分からない方に、コンサルティングというか、そういったことを教えたり、伴走するようなことができたらいいなと考えています。
やはり子供ができてから働き方もガラッと変わったので、困っているママさんたちに何かできたらいいな、という思いが強いですね。
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